子供時代のクリスマスの切ない思い出
私はクリスマスが苦手でした。
そのわけは、うちにはサンタさんからのプレゼントがなかったからです。
「サンタさんからゲームをもらった!」冬休み明けの小学校で自慢し合うのを聞いては、うちはサンタさんが来ないと友達に言うこともできず悲しい気持ちになっていました。
苦手だから彼とのクリスマスを楽しめなかった
年頃になり彼氏ができました。
しかし幸せなクリスマスの経験がなく「クリスマス=苦手なもの」だったため、素直に彼にこうしたい!と言うことができませんでした。
思春期には既に心のブロックが出来上がっていたのです。
「クリスマスに何欲しい?」と聞かれても私の返事はいつも「何もいらないよ」。
本当はクリスマスっぽいことをしてみたいし、「お揃いの小物を贈り合うのとかいいなぁ」と密かに思っていました。
クリスマスが近づくと彼氏と別れてしまうから「クリぼっち」?!
20代後半になると「付き合っている人がいても秋になると別れてしまう」ということを繰り返していました。
街がクリスマスの雰囲気に変わり始めると無意識に彼氏と過ごすクリスマスのことを考え、私から別れる状況を作っていました。
30代の頃数年ぶりに彼氏ができて、クリスマスに欲しいものを聞かれたので「ペアのワイングラス」と答えました。彼が6万円以上する高級ブランド品のグラスをプレゼントしてくれました。
プレゼントの金額が高いことに違和感を感じ始めて(結婚は考えられないかも…)と思いお別れしてしまいました。
クリぼっちを変えよう
今年もクリぼっちでもいいやと思いながら仕事をしていたら、同僚に心のブロック解除というものがあると聞きました。そういうことで私のクリスマス観は変わらないと頑なに思い込んでいましたが、ふと、今年のクリスマスは素敵な彼と一緒に過ごしたいという気持ちになっていて驚きました。
子供の頃や若い頃にクリスマスの思い出がよくなかったとしてもこれからのクリスマスはハッピーに過ごしてもいいじゃないと思い、そのために心のブロック解除を活用してみようと思いました。
(公認リサーチャー 千葉よかこ)