新社会人の娘のことをつい心配してしまう毎日
由紀子さんはシングルマザーのマインドブロックバスターです。
長年、母一人子一人で暮らしてきて、今年ようやく娘の梨沙さんが新社会人になりホッとしていました。
もう子育ては卒業ね、とは思うものの、毎日「疲れた」とぐったり帰ってくる梨沙さんのことが心配でしかたがありません。慣れない通勤や仕事で体調を崩すのではないか、職場で馴染めていないのではないかと、ついネガティブなことを考えてしまいます。
毎朝「娘のことが心配」というブロック解除をして、なにか励ましになって娘が喜ぶことはないかと考えていました。
買いたかった豚まんが売り切れてた!
ある日電車の広告で、百貨店の物産展が目に止まりました。
前に娘と二人で旅行した時に食べた豚まん屋さんが出店していたのです。
「あの豚まん、すごく美味しかったね!」
「そうね、また食べに行けるといいね」
旅行から帰ってからも二人で思い出しては話していたので、ゲットしたら娘は喜ぶだろうと思いました。
由紀子さんはさっそく次の平日休みの日に出かけてみました。ところが平日なのにどのブースもすごい行列。順番がきたときには、もうお目当ての豚まんは売り切れていました。
疲れた上にお目当ての豚まんも手に入らずガッカリでしたが、ブロック解除で気持ちを切り替えて帰途につきました。
潜在意識の書き換えで思わぬ引き寄せが!
最寄駅に着いて改札を出たとき、後ろから仕事帰りの梨沙さんが声をかけてきました。手には欲しかったあの豚まんの箱。
「一体どうしたの⁈」と驚くと、会社で関西出張した人がいて会社へのお土産に買ってきてくれたのだそうです。
梨沙さんがこの豚まんが大好物だという話をしたら部長が「今日が賞味期限だから、余った一箱は持って帰りなさい」と二個入りの箱を持たせてくれたとのことでした。
娘の職場の人間関係が良好だとわかって
由紀子さんは「出張のお土産に豚まんを買ってくるような職場」を想像し、きっと職場は堅苦しくない雰囲気に違いないと思いました。
そして、新入社員の梨沙さんが好物の豚まんの話を気軽に話せていると分かったことが、なにより嬉しい出来事でした。
その晩、娘さんとおしゃべりしながら食べた思い出の豚まんはひときわ美味しく感じられました。
「いい人たちと仕事ができて幸せね」
というと梨沙さんは
「うん、明日も頑張るよ」
と笑顔で答えました。
その顔を見たとき、由紀子さんの心を覆っていた不安と心配は消え去り、娘と会社への信頼と安心へと変わっていました。
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(公認リサーチャー 鷲浦朱里)