家の全てのことを受験中心に
史子さんには高1の長男、中3の長女、小5の次女がいます。今年は長女の受験。子供が頑張っているのに自分が遊んでいては申し訳ないとランチや飲み会の誘いも全て断り、家族にもコロナやインフルをもらわないように外出制限をしたりと全てを受験生中心に過ごしてきました。どんどん受験の日が近づくにつれ年明けから心配でたまりません。
受験生の気持ち
初詣の時は、転んだ次女に「神さまの前で滑るなんて!」と怒ってしまったり、友達とディズニーに行くね!という長男に「妹の受験が終わるまで待ちなさい」とやめさせたり。
当の長女がついに「ママやり過ぎ!家の空気が悪いよ!これじゃ私がみんなの楽しいことを邪魔してるみたい!」と怒り出しました。
受験生の親はこうあるべきというブロックがあった
ある日、史子さんにお茶に誘われました。「誘っても断ってばかりなのに珍しいね」というと今にも泣きそうな顔で、長女に怒られたことを話し始めました。
「自分の受験の時はどうだったの?」と聞くと、ご両親とも教育に熱心で受験期はひたすら勉強。楽しいことは受かってからという時期だったとのこと。
「子供が合格するためには家族で最大限の努力をすべきなんじゃないかしら?」というので「史子さん『受験期の親はこうあるべき』というブロックがあるんじゃない?」と聞きました。すると驚いた顔で「そうかも」というので「騙されたと思ってブロック解除受けてみない?」と誘い、「受験生の家族は受験まで楽しみを我慢すべき」を解除しました。
ママが変わった
その後史子さんのお嬢さんが合格したと聞いて連絡すると「娘から最近ママ変わったねって言われたの」と思いがけずお礼を言われました。
「ママが一緒にいると見張られているみたいで嫌だ」と以前は言われたそうです。それが、ひと月くらい前から史子さんの笑顔が増えて優しくなったと感じたお嬢さんは安心し、受験日まで家でも集中できるようになったそうです。
史子さんは嬉しそうにこう話してくれました。
「あの時のブロック解除のおかげ。ありがとう。きっと『こうあるべき』という肩の力が抜けて『長女の実力が出せるように応援しよう』って思えたんだと思う。それでおかげさまで第一志望に合格できたよ。」
受験生の心はデリケートです。そしてそれを癒すのが家族です。親が心配のあまり家の空気をピリピリさせているとしたら、実力が出せません。「こうあるべき」のブロックに気づいたときは、お近くのマインドブロックバスターへご相談ください。3分で変わるブロック解除をお勧めします。
(公認リサーチャー 鷲浦朱里)