ママ友同士の会話で、つい自分の子どもを下げてしまったBさん
Bさんは幼稚園年長さんのママです。お迎えに行くとついついママ友と長話になります。ある時、言葉のあやで「〇〇ちゃんちと違って、うちの子はまだまだ全然ひらがなが書けないのよ〜」と言ってしまったのです。
ハッと気がつくと子どもが悲しそうにこちらを見ています。帰る途中「ひらがな書けないからボクのこと嫌い?」と言われて「あなたはあなた。ひらがななんてあとでいくらでも学校で習うよ、それよりあなたはもっといいところがあるよ!人と比べてごめん!お母さんが悪かった!」と謝ったものの、それからずっとお子さんは元気がありません。
スーパーでバッタリ会ったことでブロック解除を体験に
次の日、近所のスーパーでBさんに会いました。立ち話でこの話題になりました。
私がマインドブロックバスターの資格を持っていることを話し「ものは試しにブロック解除してみたら」と言うと、荷物を抱えたまま我が家にやってきて、ブロック解除を頼まれました。
「自分や子どもを下げて言うのが会話の礼儀」というブロックを解除しました。
ブロック解除で自分の子どものいいところが自然と言えるようになった
特に変わった感じはないけれど…とその日は帰られましたが、数日してBさんから喜びの報告がありました。
「聞いて!今日は子どものいいところがスッと言えた!ママ友の前でも家族が大切 ってことを言えるって気持ちいいね!なんで不満を探して話題にしないといけないって思ってたんだろう。ブロック外してくれてありがとうね!」
お子さんにも素直に自分の気持ちを表現できないかと考えて、お迎えしたらまずハグして「好き好きビーム」(Bさん談)を浴びせているそうです。
ブロック解除で人間関係も家族の関係も楽しく変化!
さらに数日してBさんは旦那様からこう言われました。「最近子供たちが俺が早く帰ってくると抱きついてきて『好き好き~』って言うんだよ。聞いたらママが幼稚園でいつもやってくれるんだって?ありがとうな。俺も、その『好き好きビーム』に参加したい。朝出かける前にママをハグしていい?」と。最近毎朝、玄関のハグで新婚気分なのと嬉しそうでした。
「つまらないものですが」「うちの愚息が」など自分を下げるのが礼儀だと思っている方は、令和になっても意外と多いのではないでしょうか。「あなたに喜んで欲しくて選びました」「うちのお姫様がね〜」などと言われた方が、聞いている側も嬉しくなります。
ネガティブな心のクセに気がついたら、あなたも気軽にブロック解除を!
Bさんのように家族関係も人間関係も、もっと楽しくなりますよ。
( 公認リサーチャー 鷲浦朱里 )