友人の幸子さんは、相続した実家の管理に困っていました。幸子さんにお願いされて私は「実家が空き家のままでは困る」という悩みをブロック解除したところ、なんと事態は急展開を見せたのです。
【前編】親が亡くなり遠くの実家が空き家になってしまったお悩みの事例
【前編】親が亡くなり遠くの実家が空き家になってしまったお悩みの事例
いとこからの申し出にびっくり!
秋になって、幸子さんは法事で出かけました。親戚と挨拶を交わしていると、いとこのよしおさんに声をかけられました。
「亡くなった節子おばさんには散々お世話になったんだよ。おばさんの家が空き家になってるって本当かい?」
幸子さんが「そうなのよ。困ってるの」と答えると、よしおさんは「実は、介護サービスを始めたんだ。おばさんの家をデイサービスに使わせてもらえないかな」と言ってきました。
幸子さんが「普通の民家だけどいいの?」と聞くと、よしおさんは「普通の家の方が利用者さんが落ち着いていいんだよ」と答えてくれました。
幸子さんはとても嬉しい気持ちで「だったらぜひ使って欲しい!」と答えました。
実家が介護施設に生まれ変わった
その後の話し合いで、実家はよしおさんに売却することになりました。
準備期間を経て、幸子さんの実家は利用者さんで賑わうデイサービスとして、見事によみがえりました。
施設の名称は、よしおさんが節子おばさんへの想いを込めて「せっちゃんち」になったそうです。
ブロック解除で人のお役に立てたことが嬉しい
私が幸子さんに会ったのは夏の終わりでした。
「実家が空き家のままでは困る」という幸子さんのブロックを私が解除して、その日はそのまま別れました。
ブロック解除のあと幸子さんとは会っていなかったのですが、久しぶりに私のところに電話がかかってきました。
「桃子さん、お久しぶり!夏の終わりのバーベキューの時、実家が空き家になってしまって困っているって話をしたでしょう?実はその後、急展開があったの」
幸子さんは、秋に法事があり、いとこに会ったこと、そのいとこから実家をデイサービスに使いたいと申し出があったことを話してくれました。
「そうだったの?すごいタイミングで話が来たわね!」と私が驚くと、幸子さんも興奮した様子で話を続けました。
「そうなのよ!すぐに話がまとまって、いとこは実家を買い取ってデイサービスに改装してくれたの!亡くなった母は人寄せが好きだったから、あの家をみんなに利用してもらえて喜んでいると思うわ」
幸子さんの嬉しそうな声を聞いて私は「よかったね。あれだけ広いうちだから、たくさんの人に利用してもらえるわね」と自分まで嬉しくなりました。
「あの時桃子さんにブロック解除してもらったから話を引き寄せたのかもしれないわね。きっとそうよ!」そう言って幸子さんは何度も私に「ありがとう!」とお礼を言ってくれました。
私は自分の悩み事を解決したくて、マインドブロックバスターを学びました。
ところが今では周りの人の困り事にも役に立つことができて皆さんに喜んでいただいています。人の役に立てる事が今は一番の喜びになっています。
協会のホームページにはたくさんのマインドブロックバスターが登録されています。
皆さんのお役に立ちたいと願っていますので、どうぞお近くのマインドブロックバスターまでご連絡ください。
(公認リサーチャー 阿部桃子)
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