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実家近くの災害情報に一喜一憂!をブロック解除したら落ち着いて行動できたお話

*目次

ここ数年「線状降水帯」が流行語になるほど、ニュースで異常気象が話題に上がることが多くなりました。雹(ひょう)や竜巻、雷、台風、ゲリラ豪雨情報などが一日中スマホから流れてきます。今回は線状降水帯の近くに住むお母様が心配で、災害情報に振り回されていた邦子さんがブロック解除で安心できたお話です。

スマホが手放せないほど災害情報が気になる

ある日、パートの事務の仕事をしていた時、ふと横を見ると同僚の邦子さんがやけにスマホの天気予報を気にしていました。

どうしてそんなに何度もスマホをチェックするのか聞くと、昨日から発生している線状降水帯の近くにお住まいの実家のお母様のことが心配でたまらないのだとか。しかも携帯に電話しても電波状況が悪いのか、気づいていないのか、出てはもらえないようです。

昼休憩の際に「ニュースは被害の大きいところを報道しているから、ご実家のそばがそうとは限らないと私は思うわ。心配が止まらないっていう心のブロックを解除してみる?少し余裕が持てるんじゃないかしら?」と提案してみました。

災害情報と家族の安否は別問題だったと気づいて

すると本人も振り回されていると気にしていたようで「常に母が心配でたまらない」「天気予報や災害情報に振り回されている」をブロック解除してみました。

仕事も終わり帰宅時間になった頃、邦子さんは「私は災害情報じゃなくて母の安否が知りたいのよ」と繋がらない携帯電話ではなく、ご実家の留守電に電話し始めました。

メッセージを入れ終わると、もう今できることはやったと、オロオロした感じがなくなり、落ち着いたようだったので今日はそっとしておくことにしました。

連絡がとれてホッと安心

数日してまたパートの出勤日になり邦子さんと顔を合わせました。

その後どうなったのか聞いてみると
「私がそんなに心配していたなんて知らずに、母は携帯電話を忘れて友達のいる町会会館に身を寄せていたそうなの。後で留守電を聞いて私が本気で心配したことが伝わったみたい。それで今度の休みは、私も久しぶりに実家に帰って家の様子を見ることにしたの。ついでに高齢の母でもビデオ通話できるようなスマホを携帯ショップに相談しに行ってみようかと思ってる」
とのこと。

邦子さんからは「あの時心を切り替えるブロック解除があったから、オロオロせずに落ち着いて行動できるようになったと思う。ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。

(公認リサーチャー 鷲浦朱里)

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